春爽やかな野に咲く花 2014年 5月(撮影)

山笑う季節を迎えた野山には植物たちの生命が満ち溢れている。ひと雨ごとに深く濃くなる新緑の山道を歩き、乾いた風に吹かれながら半島の先に広がる海の蒼と対岸に横たわる丘陵の連なりを眺める。この季節になると青空が冴える日でも大気中の水分が増え春霞に包まれた富士山を見通せることは少なくなる。

カスマグサはカラスノエンドウの仲間。花は小さい。

カスマグサの実。エンドウの実に良く似ている。

新緑の中に白く咲くマルバウツギ。

少し遅れてコゴメウツギも小さな花を開く。

ツバメよりも少し早く花咲くセリバヒエンソウ。

はじめは白、やがて黄色に変わるスイカズラ。

なんとか盗掘を免れて今年も咲いたキンラン。

茎を折ると黄色い汁が出るクサノオウ。

キンポウゲの輝く花。別名はウマノアシガタ。

ニガナは齧ってみればたぶん苦いのだろう。

ツタバウンランは石垣の隙間などに生えている。

シロバナマンテマというのに赤い花。最近増えている。

ハコベの中では比較的大柄なウシハコベ。

斜面の草地に生えていたオオジシバリ。

花の形が独特なコバノタツナミ。

春の野にノアザミの花。

人の手であちこちに増やされたシャガ。

だれが植えたのか芝生にチリアヤメ。

オニグルミの雌花。

オニグルミの雄花。

コマユミの小さく目立たない花。

スダジイの花は遠くから見ると新緑のように見える。

大増殖している悪戯もののタイワンリス。

こちらではウラシマソウが多いがヒロハテンナンショウを見つけた。