北鎌倉から横浜へ 2015年6月(撮影)

まだアジサイが見ごろを迎える前の北鎌倉から天園ハイキングコースを辿り、途中から横浜に抜ける緑の回廊を金沢八景へと向かう。入梅前の晴れた日の緑の回廊にはそよ風が吹き抜けてハイキング日和。のんびり歩きにはうってつけの天候。このハイキングコースは途中舗装された道路に出ることもなく鎌倉から横浜へと市境を越えた散策が出来る。

ムラサキシキブの花。ムラサキシキブは3〜4mほどの木になる。

ヤブムラサキには細かい毛が密生しておりフワフワな感触がする。

ヒメコウゾのまだ未熟な実。熟すと赤くなる。

コクサギの青い実。口が割れているのは昨年の実。

ハイキングコースに芳香を放つイボタノキの花。

オニシバリの実が赤く熟した。別名はナツボウズ。

色づいたコバンソウの実。背景はチガヤの穂。

タンポポみたいな花のブタナ。西洋では豚の餌らしい。

咲き初めたスイカズラの花。やがて黄色く変色する。

藤原定家にまつわる伝説が残るテイカカズラ。

林縁にアカショウマの枝分かれした花穂が踊る。

塔のように立ち上がるドクダミの花。白い部分は総苟片。

まだ花が開く前のオカトラノオの蕾の列。

濃い緑の草々に埋もれたシモツケソウ。

人通りの少ないハイキングコースに咲くコメツブウマゴヤシ。

小さな池に浮かんだ小さな葉のアサザの花。

アサザの花咲く池に生えていたフトイの花。

フトイの茎で一休みしているオオシオカラトンボ。

オオバウマノスズクサの茎にいたジャコウアゲハの幼虫。

オオバウマノスズクサの葉は名前の通り大きい。


アジサイの見ごろを迎える前の季節、鎌倉の穏やかな雰囲気を期待して行ったが北鎌倉の駅から観光客の列がずっと続いていた。最盛期には出口が一箇所にしかない北鎌倉の狭いホームは乗降客でごった返し、前の列車から降りた客が外に出終わる前に次の列車が到着する、列車の本数はそれほど多くないのに。鎌倉が世界遺産に登録されなくて良かったと思う。もっともハイキングコースに入れば駅の雑踏が嘘のように静かな自然を楽しむことができる。