シャモニからの山の眺望 2015年 8月(撮影)

シャモニを訪れた日は快晴だった。前日までは雨が降っていたらしい。インフォメーションセンター前の広場で日本人の登山者と出会った。これからモンブランに登る予定だという。シャモニにはスイスのマッターホルンに登ってから来たという。すごい強風と悪天候で通常の2倍も時間がかかり途中でビバークしたらしい。淡々と話していたけれど下手をすれば遭難だよね。最近話題の「山が有る」とかいう女性も含めた若い人のグループだけどリーダだけは年配で、つい先月65歳になったばかりだと言ってシニア割引のモンブランマルチパスを得意げに見せてくれた。彼らは快晴のモンブラン登頂を楽しんだだろうか。

シャモニ駅前から見たモンブランの横にある山。

登山鉄道から見たシャモニの集落。

モンタンヴェール展望台からの眺め。

レ・ドリュ 標高3754m

グランドジョラス 標高4208m

グランドジョラスの右側に見えた山。

メール・ドゥ・グラス氷河の先端部

メール・ドゥ・グラス氷河の内部

シャモニから見上げる高峰群。中央左寄り奥の丸い峰がモンブラン 標高4811m。 モンブランの標高は4807mとか4809mなどとしばしば変わる。モンブランの岩の頂上は4792mだがその上に雪と氷が厚く積もっている。山頂の雪は年によって厚さが変化するため標高も変わる。

これがモンブラン 最新の標高4811m

モンブランから流れ落ちるボソン氷河

シャモニから見上げるモンブラン山群の高峰。中央の尖峰はエギュイユ・ブレティエール 標高3522m





私はいつも幻の墓を心に描く
氷河をその裾に捲く尖峯の絶巓に
おおかたの日の明け暮れは氷霧によつて、その墓は覆われてあろう
稀に恵まれた日の朝なれば薔薇色に粧われてあろう
寥しく荒れた形を空間に懸けて

                                富田砕花