風と少しの雨が欲しい 2015年 7月、8月(撮影)

ここ三浦半島では一年で一番暑い日が続く7月と8月。人間と同様に昆虫や植物たちも暑さにグッタリしているかというと、そんなことは無く元気に飛び跳ね花を咲かせている。植物たちは暑さよりも乾燥にあえいでいることが多い。ここは日照りが続いて土ぼこりが舞う日が多い。たまに雨が降るときは豪雨のように大量に降る。自然環境も節度を忘れたような振る舞いで、まるで昨今の人間世相を映しているようだ。

池に生えた草の葉に止まるアカトンボ。

木製の手すりで羽を休めるオオシオカラトンボ。

葉の切れ込みが大きいヤマグワの幼木。

常緑照葉樹林の樹冠。

太いイモムシのようなラセイタソウの花。

踊るように空を目指すヤブマオの花。

1本のメシベと4本のオシベを長く突き出すクサギの花。香り良い花はアゲハチョウの仲間が好む。

サンゴジュの赤い実がびっしりと実っている。葉は厚く防火樹として利用される。

以前はハマゴウの葉をすり潰して抹香を作ったという。

県内では真鶴半島と三浦半島だけに生育するハマナデシコ。

キジョランの花は花筒内側に毛が密生し副花冠を持ちオシベとメシベが一体となっている。

タコノアシは沼などの湿地に生えるが、ため池や農業水路の減少で生育環境は前途多難。

植栽木を覆うように咲くセンニンソウ。白い十字は花弁ではなく萼片。

いかにも盗人の名にふさわしく暗い林内にそっと咲くヌスビトハギ。

釣鐘型の花をつけるツリガネニンジン。根は人参のように太る。

ツルニンジンの根も人参状に太る。別名はジイソブ。

ウコンの根を乾燥させたものがターメリック。黄色い色素はクルクミン。

県内では丹沢周辺、三浦半島、横浜、川崎などに点在するメハジキ。

湿地の草に混じって花を咲かせるミソハギ。

食べられるかな? 食べられたらいいな。

パンパスグラスの繊維で作ったのが紙おむつ・・・・というのは嘘ぴょん。

ヒマワリの花が太陽を追ってクルクル回るという迷信が今も残る。