今年のスイスは・・・・! 2016年 6月(撮影)

日本では高め高めの気温で季節が推移しているけれど、今年のスイスは気温が低いうえに雨の日が極端に多いそうだ。スイスに住んで80年以上というホテルのオーナーが、これほど冷たい雨が降り続くのは初めての経験だという。山岳ガイドの人たちも夏に向かってハイキング客の激減を心配しているという。数年前の同じ時期に高山植物の花が咲き乱れている山麓をハイキングしたその場所が、今年は厚い雪に覆われたままで雪山用のブーツを持参しなかったので歩くことさえ出来なかった。天候も曇りか雨の日ばかりで、梅雨の真っ只中の日本に帰国した日の雲ひとつ無い快晴の青空を恨めしく思ってしまった。

曇りのち雨のグリンデルワルトの斜面地。

雨が止んで霧が上がり始めたが青空は見えない。

クライネシャイデックからユングフラウヨッホに向かう登山電車。

霧の中からアイガーの岩壁の一部分がようやく見えた。

ユングフラウヨッホに向かう登山電車のトンネル駅、アイガーの岩壁に開けられた窓より。右半分には絶景が広がっているはず。

ユングフラウヨッホからは360度の絶景が見られるはずが濃霧でホワイトアウト。氷河入口の氷に削られた文字。

氷河の中に穿たれたトンネル。床も真平に磨かれた氷だが滑らない。「融けない氷は滑らない」というCMを思い出した。

ユングフラウ展望台から外に出てみたが、ただただ濃霧の中で数メートル以上先は見えない。

結局ユングフラウの山々は一つも見えずに戻ってきた。

グリンデルワルトからやっと見えたヴェッターホルン。

氷河を抱く岩山も麓の氷河部分しか見えない。

グリンデルワルトを流れるルッチーネ川。

夜、アイガーの岩壁に開けられた窓の灯りが見える。

翌朝、霧が晴れた村を登山電車がゆっくりと行く。

降り続く雨で普段は流れていない川が何本も筋を作る。

クリムゼル峠近くの貯水池も氷が張ったまま。

クリムゼル峠の急斜面を蛇行する道路。

フルカ峠から見下ろす景色。山の上は雲の中。

フルカ峠の氷河の内部。

アンデルマット近くの氷河特急が走る線路。

降り続く雨が普段は清流の川を濁流に変えた。

小雨降る中、牧草の刈り取りをする人。