晩秋に雪が舞う半島 2016年11月、12月(撮影)

11月24日、そうクリスマスイブのちょうど1ヶ月前に三浦半島にボタン雪が舞った。ふわふわゆっくりと舞い降りて地面につくとすぐに融けて消えてしまう大粒の雪。ボタン雪が舞ったのは三浦半島でも海から少し離れた地域だけ、海岸に近いあたりでは雨のままで雪にはならなかった。ほんの少しの差で雨と雪に分かれた三浦半島だった。

晩秋になると咲く短日植物の皇帝ダリア。

皇帝ダリアと一緒に咲く同じ仲間のガリバーヒマワリ。

少し遅れて咲いていたキッコウハグマ。

花のすぐ後に種の落下傘を開くキッコウハグマ。

荒地に黄色い花のヤクシソウはパイオニア植物の1つ。

高山にも見られるツルリンドウ。

急な崖の途中に生えていたコシオガマは半寄生植物。

真っ赤な実が晩秋の日差しに映えるサネカズラ。

果皮が裂けて赤い実が顔を出したトベラ。

海岸の岩の隙間に生えていたハマボッスの実。

赤く熟して食べごろのムサシアブミの実。人間は食べない。

キジョランの果実が裂けて大量の綿毛が飛び出した。

実生3年目のムクロジの黄葉が青空に美しい。

実生1年目の小さなハゼノキが一人前に紅葉した。

アジサイの花の葉脈だけが残って晩秋が冬を連れてくる。

秋の残照がクヌギ林の落ち葉の上をそっと横切る。

全ての枝が葉を落としたのに1本だけ花をつけたエゴノキ。

枯れた株の中で1本だけ緑色のオオオナモミ。

初冬の朝焼けに染まる東の空。

スーパームーンになる直前の月。

木漏れ日が丸い輪を作りながらささやきかける。

雨に濡れたアカネの滴に事象の地平線が見える。