樹木に雑草に花の季節が 2018年4月(撮影)

春本番の4月。樹木の芽が伸び花が咲く。高木に咲く小さな花は意識して探さないと気づかないまま季節が通り過ぎてしまう。朝露に濡れた山道の草むらの中にも1年でこの時期にだけしか見られない花が目立ちすぎないように咲いている。野山の花に気を取られていると、ついつい下を向いたまま歩いてしまう。もっと上を向いて前向きに歩きなさいと言われてしまいそうな気がする。

イモムシが垂れ下がっているようなオニグルミの雄花。

真っ赤な指でチョキをしているようなオニグルミの雌花。

アカメガシワの春の新葉は赤が濃く、やがて緑色に変わる。

常緑樹のクスノキも春に赤い新葉を出して古い葉はやがて落葉する。

早春に赤く咲いたアカシデに果実が垂れ下がっている。

薄い色の新葉が出たイタビカズラにたくさんの実が実っている。

イヌザクラの花は桜の仲間とは思えない形をしている。

バラ科のカマツカの花はイチゴの花に似ていて納得。

コナラの新葉は銀色に輝く。垂れ下がっているのは雄花の蕾。

長く垂れて春風にゆっくり揺れているのはクヌギの雄花。

アケビの花。手前が雌花で食べられる実になり、奥が雄花。

昨年の枯葉を落としてヤマコウバシの新葉が萌え出した。

頭上高く咲くタブノキの小さな花は見逃がしてしまいそう。

コゴメウツギの米粒のような小さな花はたくさん咲くので良く目立つ。

夕日に染まるニセアカシアの白い花。演歌ではアカシアと唄われる。

厚ぼったく黄色いシュロの花は、行ったことが無い南国を思わせる。

ハコネウツギの花は白く咲き、やがて赤く色が変わる。

イタビカズラの枝の上で日向ぼっこするシマヘビ。

小さいながらカタバミの花は明るい黄色が目を引く。

アカカタバミは葉が赤く、花にも赤い輪ができる。

オオセンナリはペルー原産で江戸時代に観賞用に輸入された。

チリアヤメはチリなど南米原産でスクリュー型の花が面白い。

カントウタンポポは関東地方に多い在来のタンポポ。

ムラサキサギゴケは葉も花もあり苔でも後家でもない。

マメ科植物の根に寄生するヤセウツボには葉が無い。

ヤセウツボの黄花バージョンのキバナヤセウツボ。

ツバメが空を飛び回るイメージのセリバヒエンソウ。

林縁の草むらに隠れても空色の花が良く目立つホタルカズラ。

小さな白い花を放射状に広げるヤブニンジン。

思いがけない場所で出会ったクララはハイジの友達。