皆既月食と火星大接近と 2018年7月、8月(撮影)

1月31日に続いて7月28日は今年2回目の皆既月食が日本国内で見られるチャンスだった。1月の皆既月食はスーパームーンと言われ大きく見えた満月、そして7月は今年一番小さく見える満月だった。残念ながら7月28日は全天曇り空で皆既月食を見ることは出来なかった。この次に国内で皆既月食が見られるのは2021年5月だが、この歳になるとそれまで生きていられるか分からない。その代わり7月31日は火星大接近の日。地球と火星の距離が5759万Kmに近づく、とは言っても人間の眼では全くその違いは分からない。差が分からないものに大騒ぎしていることに我ながら意味不明な感じ。

15年ぶりに大接近した7月31日の火星。火星と地球の距離は大接近前後で徐々に近づき徐々に離れていくので、7月と8月は接近状態。

金星の近くに木星もいた。判明している木星の衛星は79個(2018年5月時点)。4つのガリレオ衛星のうち3つを写真に収めることが出来た。

夜明け前に降った雨が水蒸気になって「天使のはしご」が見られた。別名は「レンブラント光線」。

夏の大きく発達した金床雲が夕日に真っ赤に染まっていた。金床雲は雲の上面が平らになっている。

7月に咲くオオキツネノカミソリ。オシベが長い。

8月に入ってから咲くキツネノカミソリ。オシベが短い。

センナリホオズキの黄色く小さな花。

センナリホオズキの実。提灯のような形をしている。

写真では少ないがオオセンナリの実はたくさん付く。

オキナワスズメウリの花とまだ青い未熟な果実。

ガーデンハックルベリーの花(左)と果実(右)。同じ仲間のイヌホオズキの花にそっくり。ネットではガーデンハックルベリーの別名をアメリカイヌホオズキと書いている人もいるがこれは間違い。アメリカイヌホオズキはイヌホオズキに花も果実もそっくりで日本に帰化しておりガーデンハックルベリーとは別物。ちなみにイヌホオズキは史前帰化植物、アメリカイヌホオズキは1900年代半ば頃に渡来した外来種で、ともに空き地や道端などに生えている。ガーデンハックルベリーはまだ野生化していない。

エビスグサの実は漢方の生薬となる薬用植物。

カワラケツメイも薬用植物で利尿などに用いられるらしい。

イイダコがたくさんぶら下がっているようなタシロラン。

摩耶山で最初に発見されたマヤランは無葉ラン。

ハマビワは雌雄異株。これは小さな実がありメスの木。

三浦半島から九州の海岸地帯に生えるハマボウ。

ぬばたまの 黒髪山の山草に 小雨降りしき しくしく思ほゆ(万葉集)  「ぬばたま」はヒオウギの古名。

小川や池の端などの湿地に生えるミソハギは盆花として使われる。

花の色が濃いヒルガオを見つけた。

ワルナスビはトゲがあるので要注意。

カラスウリのまだ青い果実と茎にできたカラスウリクキフクレフシ。

天狗の鼻のような突起を持ったナス。

ジャコウアゲハの幼虫の食草オオバウマノスズクサを除草作業で間違って刈らないように目印を付けておいたら、誰かに幼虫ごと根こそぎ盗まれてしまった。目印をつける前は盗まれなかったのに。

照葉樹林の林縁に張られたクモの巣が木漏れ日に輝いて見えた。家主の小さなクモは何という名前なのだろう。日が当たっていないと気付かずに顔を突っ込んでしまうことがある。