裾花川上流部、ブナ原生林に包まれたミズバショウ群生地は奥裾花自然園として公開されている。 残雪の下を何気なく覗いてみたら、雪の融けるのが待ちきれないようにミズバショウが葉と花を 伸ばし始めていた。雪がなかなか融けてくれないようで頭がつかえてしまいそう。 |
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雪解け水を湛えた原生林の中の池にクロサンショウウオの卵塊を見つけた。 もう少し木々の葉が大きくなると、池の上に張り出した木の枝にモリアオガエルが真っ白い泡に 包まれた卵を産みつける。 木の葉の間で卵から孵ったオタマジャクシは池の中に落ちていく。 |
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雪の重みで横になっていた若いブナの幹が春の訪れとともに少しずつ立ち上がってくる。 残雪の表面一面に落ちている茶色のものはゴミではない。冬の寒さからブナの芽を守っていた 芽麟だ。いわば冬芽の防寒コートといえる。新芽の芽吹きとともに役目を終えて雪面に落ちてくる。 こんなにもたくさんの新芽が頭上で芽吹いていることを教えてくれる。 |
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新緑のブナに混じってカラマツも柔らかな緑の葉を伸ばし始めた。
枝の上で赤みがかった縁取があるのが雌花、枝の下で逆さまの茶色っぽいのが雄花。 カラマツの黄葉も素晴らしいが、若葉の新緑も目にやさしく美しい。 |
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ほのかに赤みのあるニリンソウを見つけた。
近くにあった蕾は真っ赤な色をしていた。花が開くに従ってだんだんと色が薄くなっていくようだ。 真っ赤なままのニリンソウの花があったら面白いと思う。
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ブナの芽吹き、ミズバショウの開花を迎えて鬼無里の人里では棚田の田植えが始まった。
雪融け水の冷たさは稲の生育を遅らせるが清冽な水はおいしいお米を稔らせてくれることだろう。 「秋になったらまたおいで」と呼びかけられているような気がする。 |
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