食べられる木の実に誘われて                      2007年7月

春いろいろな花を付け虫や蝶を誘った木々の幾つかは早くも実を実らせる季節がやってきた。花を楽しみその実(果物)も楽しめる食いしん坊にはありがたい植物たちだ。花には目も向けなかったのに果物には飛びつく事も実はある。

サクランボ

見て美しく食べて美味しいサクランボ。個人的には実が大きくて紫のアメリカンチェリーのほうが好みだ。子供の頃、隣の家の庭にサクランボの大きな木があり時々頂いた。そのサクランボが大きくて濃い紫で甘かったので、赤くて小さな実はまだ未熟なサクランボだと思っていた。

ナツグミ

少し渋みが残るナツグミ。生家の庭に大きなグミの木があり、その木に登ってたっぷり実ったグミをいっぱい食べるのが子供の頃の楽しみだった。グミの木は折れにくいので細い枝に体重をかけても平気だった。

フサスグリ

フサスグリも庭の隅に植えられていて子供のおやつのようなものだった。今のようにスナック菓子など無かった時代の話。あまり使わないが和暦でいえば大正か昭和か。

ブルーベリー

まだ熟していないブルーベリー。視力回復に良いとかいろいろ言われていて苗を買ってきて育てたことがあるが、いつの間にか消えてしまった。どこかに逃げ出したのだろうか。

サンショウ

食いしん坊でもサンショウの実はさすがに生では食べないだろう。シラスと一緒に「ちりめん山椒」にしてご飯にかけると美味しい。

ミゾホオズキ

湿った場所に生えるミゾホオズキ。実の形がホオズキに似るという。

ムシトリナデシコ

河原に咲いていたが何故かカワラナデシコではなくムシトリナデシコ。ムシトリとついているがムシトリスミレのような食虫植物ではない。

ビロウドモウズイカ

かなり大きな草だが全身にビロウドのような細かい毛がビッシリと生えているビロウドモウズイカ。

グンバイナズナ

実の形が軍配に似ているというグンバイナズナ。

ラベンダー

ラベンダーの花の蜜を吸うクマバチ。あまり攻撃性がないのでよく石を投げたりしてチョッカイをだして遊んだものだが刺されるとヤバイらしい。