冬の最高峰に挑む 2014年 12月(撮影)

三浦半島の最高峰 大楠山に登った。標高はささやかで日本の山の高いほうから数えるよりも低いほうから数えたほうが早いと思われる(数えたことはないけれど)。今年(2014年)2月には三浦半島一帯に2回に渡って大雪が降り大楠山でも雪の重みで何本もの高木が折れり裂けたりした。春から秋が過ぎ季節は再び冬を迎えたが12月にはまだ積雪はゼロで降雪も無い。東京や横浜が雪の時でも三浦半島は雨の場合が多く、当地で雪が降るのは例年2月になってから。地面は冬の間でも雪に覆われることは少なく寒さに強い植物は花さえ見ることができる。

大楠山山頂の案内板。標高2420mとなっており、そんなに登ったのかとビックリしたけれど、良く良く見ると242.0m。

大楠山の近くに湘南国際村という邸宅と教育施設の村がある。そこから眺めた富士山。眼下は葉山。

立石海岸から富士山の眺め。行き交う小型漁船と岩礁の釣り人が定番。

立石海岸には海中に立つ岩とクロマツに富士山が挟まれている。

手入れされていない竹林だが竹の葉は爽やかな新緑色。竹の春には少し遅いけれど。

原発が止まってから東京湾を行き交うLNGタンカーが多くなった。対岸は房総半島。

天狗巣病に罹ったマダケの様子。

メタセコイアが2本立つ風景。

オニタビラコの花茎が蚊取り線香状態。

オニノゲシの葉の縁はトゲトゲが多い。

わずかに散り残っているソメイヨシノの紅葉。

花数は少ないけれどフユザクラが満開。

稀にブタクサと間違えられるセイタカアワダチソウ。

陽に輝くヘクソカズラの黄金色の実。

ヤツデの花3態。雄性期(下)と雌性期(上)の花と蕾。

昆虫に寄生されたヨモギにできたヨモギクキワタフシ。

大きなケンポナシの幹に張り付いたキヅタ。

三浦半島に冬の満月が昇る。


山本コータローの歌「岬めぐり」のモデルとも言われている三浦半島の海岸や山を歩くにはバスが欠かせない。当地では便利なバス便だが年末年始にはダイヤが変わる。バス停には「12/30〜1/4は休日ダイヤで運行します」という張り紙がしてある。
しかしバス停の時刻表をみても「休日」ダイヤは表示されていない。あるのは、平日と土曜と日曜祝日の3つのダイヤのみ。おそらく「休日ダイヤ」とは「日曜祝日ダイヤ」のことを指すのだろうと想像されるが、1/4は日曜なのにあえて休日ダイヤと宣言しているのは日曜祝日ダイヤとは別に隠された休日ダイヤなるものがある可能性も残されている。いずれにせよこの種の掲示は想像力で解釈しなくとも良い内容にすべきだが、何年も前から毎年末同じ表現の掲示がされている。三浦半島七不思議の一つに推薦したい。