雑草たちにも春が来た 2015年 2月、3月(撮影)

まだ寒い日が多い2月から3月、雑草たちは少しずつ茎を伸ばし花を咲かせ始めている。ところで雑草というと「雑草という植物は無い」と怒る人がいる。誰かさんからの受け売りだろうが、そういう人も雑木という言葉には反応を示さない。実は「雑草」については科学的な定義は無いらしい。ということは雑草も雑木も文学的に使われるのもなのだろうか。そういわれれば「武蔵野の雑木林」などいかにも文学的な表現に思える。では「三浦半島の雑草」といえばどうだろうか。

日の出前、東の空が赤く燃えた。

別の日の霧の朝、昇り始めた朝日が丸い。

三浦半島の先端、海を臨む春キャベツ畑。

相模湾の向こうに霞む富士山。

エノシマキブシの雌花(左)と雄花(右)。雌花にもオシベがあり雄花にもメシベがある不思議な植物。

小さなピンクの花がかわいいイヌノフグリ。

タチイヌノフグリの花はイヌノフグリよりも小さい。
並んで咲いているイヌノフグリとタチイヌノフグリ。

最近増えているフラサバソウの花も小さい。

仲間の中では一番大きな花のオオイヌノフグリ。

白い花はコゴメイヌノフグリというらしい。

春の野に多く見られるタチツボスミレ。

ニオイタチツボスミレは香りがあるということだが・・・。

これは春の七草ではないホトケノザ。

時々白い花のホトケノザも見られる。

数が減っているカントウタンポポ。

石垣に絡み付いているツタバウンラン。

小さな花が俯いて咲くヒメウズ。

ペンペン草とも言われる春の七草ナズナ。

芝地に張り付くように咲いていたムラサキサギゴケ。

黄緑色の花をつけたオニシバリ。

何十年かぶりに東京に出たら雪吊りがあった。

バラの花のようなウメが咲き出していた。

「雑草」には科学的な定義は無いそうだが、定義が無いとなんとか定義してみようと思うヒマな科学者もいるようである。たとえば
「人が欲しないところに生育する植物」・・・あまり定義になっていないような気もする。
「まだ発見されていない価値を持つ植物」・・・どうも優等生すぎるような気がする。