パッチャーコーフェル | 2015年 7月(撮影) | |||
午前中インスブルックの北側に聳えるノルトケッテ連峰からの展望を楽しんだ後、午後も好天が続きそうなので街の南側に位置するパッチャーコーフェルのツィルベンヴェークというハイキングコースを歩くことにした。そこに行くには市街からイグルス行きJ路線のバスに乗ると終点がロープウエイの乗り場とガイドブックに書いてあった。最初に来たバスに乗た。イグルスという街の名前が現れて少しするとバスの運転士が私たちの席まで来て「ロープウエーに乗るならここで降りて徒歩5分ほどだよ」と教えてくてた。バスに乗る時に「イグルスっちゃぁこのバスで良かと?」と確認したのを覚えていてくれたようだ。でも乗り場が終点なんじゃなかったけ?・・・と思いつつ路線図を確かめたらJ路線の終点は2つあることが分かった。1つはロープウエイの乗り場、もう1つはオリンピック施設。乗る前に確かめるべし。 |
手前はインスブルック南側の緑あふれる住宅街。 |
インスブルック西側方面、右側の山はノルトケッテ連峰。 |
||
インスブルックの北側に連なるノルトケッテ連邦。午前中に行った所は真ん中正面のあたり。 |
|||
ヤナギランとツィルベ松越しに望むノルトケッテの山。 |
眼下に見下ろす住宅街。 |
||
小さな池に映るハイキングコース上の小屋。 |
稜線を行くハイカー。 |
||
大きく迫るしわくちゃな岩峰。 |
|||
ボシェーベンの山小屋。 |
山と山の間に広がる農地。 |
||
イグルスの花に飾られた建物。 |
トウモロコシが干された民家の壁。 |
||
インスブルックからバスに乗ってイグルスに来たので、帰りはトラムに乗ってみることにした。バスもトラムもインスブルックカードで乗り放題。 トラムの駅はオープンで改札もない。キップなど買わなくても乗り降り自由のように見える。みなさん定期パスでも購入しているのだろうか。 窓から外の景色を眺めていると、斜め後に座ったオバアさんが窓の外を指差して「カッスル、カッスル」と話しかけてくる。どうやらカッスルが見えるらしいと思いカメラを構えた。 しかし車窓に雄大な山が見えてきて気をとられているうちに一瞬カッスルに気づくのが遅れた。あわててシャッターを切ったがカッスルの半分は木立に隠されてしまった。 親切に教えてくれたオバアさんには申し訳ないので、バッチリ写真を撮れたようにガッツポーズをお返しした。 途中1回乗り換えをしてインスブッルク旧市街の近くでトラムを降りた。 |
|||
インスブルック旧市街。 |
|||
インスブルック旧市街。 |
|||
そういえば、ノルトケッテ連峰のハーフェレカーで日本の某クレジットカード会社の取材チームに出会った。山頂には他に人がいなかったため、そのプロカメラマンにカメラのシャッターを押してもらったところ「請求書を後日送ります」と言われてしまい「某クレジットカードでお支払いします」と答えておいた。 この会話で思い出したことがある。篠山紀信がフェリーに乗っていた時に新婚旅行中の二人から頼まれてカメラのシャッターを押してあげた後に「2,000円戴きます」と言ったそうだ。「えっ、お金取るんですか!」「そりゃー私はプロの写真家ですから」・・・・結局、代金は結婚祝いのプレゼントということにしたらしいが。 この話を知っていながらプロカメラマンにシャッター押しを依頼したのは浅慮だったかも。カメラマンに同行していた女性のライターに頼めば良かったかなぁ。でも未だに請求書は送られてこない。なかなかイケメンのカメラマンだったので、その点を何回か褒め称えたのが効いたのかも。カメラマン氏もその時まんざらでもない顔をしていたし。でも良く良く考えてみたら名前も住所も告げていなかったし、こちらもあのプロカメラマンの連絡先を聞いていないから踏み倒しちゃえ。 |