真田丸に乗せられて 2016年 1月(撮影)

某国営放送のドラマ「真田丸」のブームに乗せられて上田市を訪れた。たまたま大寒波が日本列島を襲って、日本各地で大雪になり沖縄まで寒さに震えたというその日だった。雪が降らずオープンできずにいたスキー場にとっては嬉しい雪だったかも知れないが、めったに雪が降らない地方では大変な日がしばらく続くことになった。普通でも寒い長野県で一層の寒さを経験することになってしまったが、首都圏での雪による混乱に巻き込まれることは回避できた。ところで真田はわが故郷でもあるが、それについては後述しよう。

北国街道に設けられた海野宿の町並み。

海野宿のとある邸宅の庭の植木。

上田城西櫓

凍結した上田城の堀

上田城真田石

真田丸大河ドラマ館のつらら。

上田城の堀跡。かつてはここに私鉄の線路が通っていて、わが高校にはこの電車で通学していた。今は廃線となって遊歩道と化している。

上田市内を流れる千曲川。日本最長の信濃川の上流になるが、何故か長野県(信濃)を流れるときは千曲川で、新潟に入ると信濃川と名前が変わる。

気温マイナス12℃で凍結している白樺湖。

八ヶ岳は頂上部に雲をかぶっている。

雪に覆われた水田と集落。

まだ細いシラカバの林。

精進湖から眺めた富士山。

朝霧高原から眺めた富士山。大沢崩れの爪跡が大きい。

富士宮市から眺めた富士山。

我が生まれ育った故郷の山野は、今話題の真田氏ゆかりの地。故郷を離れて関東地方に引っ越した当時は小県(ちいさがた)郡真田町という地名だった。平成の大合併の渦に飲み込まれて真田町は上田市と合併することになった。市と町が合併すれば新しい市名は合併前の市の名前がそのまま継承されるのが一般的。しかし真田町の人たちは今日のブームを予感したわけでは無いが、新しい市名として上田よりも歴史的存在感が高い真田を採用して真田市とするよう要求した。
しかしそれでは真田町に吸収合併されたようで上田市のプライドが許さない。そこで真田町は考えた。それなら田のと上を取って「真田市」にしてはどうだろうかと提案した。ところが上田市はあろうことか、それなら田のと真を取って「上田市」にするのが良かろうと言う。結果は最新の地図が示す通り。気になる方は地図を買って確かめよう。