春の終りの赤城自然園 2017年5月(撮影)

春の植物の花を鑑賞するため、5月下旬に赤城山の麓に位置する赤城自然園に出かけた。赤城自然園の春の開園期間は4/7〜6/4まで。この期間が早春から晩春までの花を楽しめる時期なので、5月下旬はもう春の見ごろの終り頃になる。早春の目玉の植物の花は既に終了しており種を実らせていた。それでも広い園内には晩春に咲く花の数も多く見所は少なくない。6/5からは暫しの休園となり、夏の植物を楽しめるのは夏季開園日の7/7七夕まで待つことになる。

クサタチバナはガガイモ科だが蔓性ではない。

クサタチバナの花の蜜を吸うアサギマダラ。

杉林の林床に咲くシライトソウ。

エゾイブキトラノオの花に休むウスバシロチョウ。

フタバアオイの葉。三葉葵の紋はこの葉をデザインした。

フタバアオイの葉柄の根元に咲く花。

カンアオイの仲間のウスバサイシンの根元にも花が咲く。

湿気の多い杉林に時々見られるオシダ。

タツナミソウは変異が多く同定に迷う。

ヒトリシズカの花はもう終りフタリシズカが咲いていた。

船の錨の形を連想したというイカリソウの花。

ここではウラシマソウよりもマムシグサのほうが多かった。

小川近くの湿地に生えるクリンソウ。

本名のゼンテイカよりニッコウキスゲの名のほうが知られる。

ヤマブキに似るがヤマブキソウの花弁は4枚。

ギンランよりも大型で立派なササバギンラン。

オオヤマレンゲは雨が好きなのかな。

ホオノキの巨樹のテッペンに咲いた花は小さく見える。

ヤマボウシは果実が美味いよ。食べてみそ。

サワフタギの別名はルリミノウシゴロシ。

毒があるので鹿も食べないレンゲツツジ。

ツツジの中では背丈が高くなるヤマツツジ。

池の周りに咲くシャクナゲの数々。

ハクウンボクの花は下向きに咲く。

葉の主脈の終りに花を咲かせ実になったハナイカダ。

サクラマンテマは地中海沿岸原産の外来種。

ヒメサユリはオトメユリとも呼ばれる。

常緑のシャガよりは小型のヒメシャガ。

あたり一面を薄紫色に染め上げるミヤコワスレの群落。別の場所には赤花のミヤコワスレも咲いていた。

矢車菊を矢車草と間違える人もいるが、正しいヤグルマソウはこちら。葉の形が鯉のぼりの矢車に似ている。