アサギマダラ卵から蛹へ 2018年11月、12月(撮影)

長い距離の渡りをすることで知られる蝶アサギマダラの幼虫の食草はキジョラン(旧分類ではガガイモ科、APG分類ではキョウチクトウ科)の葉。この時期、キジョランの葉の裏を観察するとアサギマダラの卵や幼虫、蛹を発見できるかも知れない。小さな卵から孵った幼虫はとても小さい。その小さな幼虫がキジョランの葉を丸く食べて少しずつ大きく成長する。そして充分大きくなると蛹になり、やがて羽化して蝶になる。真冬に葉の裏で越冬している小さな幼虫を見つけると、よくぞ凍結しないものだと感心してしまう。

大砲の砲弾をとても小さくしたようなアサギマダラの卵。

卵の色が黒ずんできた。孵化が近づいてきたようだ。

孵化して間もない小さな幼虫。葉を丸く齧っている。

少し大きくなってきた。まだヒゲは生えていない。

すっかり大きくなった。ヒゲというのか触覚というのかが伸びた。

そろそろ蛹になるために体を丸め始めた。

蛹になっていく途中。糸で体を固定している。

綺麗な緑色の蛹になった。陽を反射して光る点々がある。

アサギマダラの食草のキジョランに咲いた花。

キジョランの果実が裂けた。中には白い髭をつけた黒っぽい種。


今年は8月から9月にかけて大型台風が相次いで接近した。強い風が海水を大量に吸い上げて霧状に撒き散らしたため木や草の葉が塩害により枯れてしまった。9月中旬頃にはまるで晩秋のように落ち葉が散り積もっていた。全ての葉を落とした木々は11月になって新緑の葉を芽吹いたり、桜などは返り咲きの花を咲かせていた。
エノキは江戸時代の一里塚に多く植えられオオムラサキが喜んだ。

カブトムシが好む樹液を出すクヌギ。
江戸時代の獄門台の材としてセンダンが用いられた。


屋久島の杉林にはヒメシャラの大木が育っている。


ハゼノキの紅葉。果皮からろうを採るため栽培された。

ハイビスカスの仲間、ハマボウの葉も色づいた。

トベラの果実。節分に小枝を挿し鬼払いする風習がある。

シロダモの花。果実は翌年の秋に熟す。

イソギクは筒状花のみで舌状花が無い。

イソギクとサトギクの交雑種のハナイソギク。舌状花がある。

冬の四国の海岸で種を採取したノジギクが満開になった。

寒さに震えながらシロバナタンポポが咲いていた。

キッコウハグマの白い花。花の上には種の綿毛が見える。

サネカズラの果実。樹皮に粘質物があり製紙用の糊に使われた。

朝もやの浦賀水道をアメリカ海軍の揚陸指揮艦で第七艦隊旗艦のブルーリッジが横須賀基地に帰って行く。

太平洋戦争の敗戦からアメリカ軍に接収されたままの横須賀基地。艦船修理の大型クレーンが並ぶ。

戦艦陸奥の主砲。後方の軍艦は自衛隊のヘリ空母「いずも」、STOVL F35Bの航空母艦へと改修予定。

明治期に東京湾防衛のために造られ、太平洋戦争敗戦まで運用された湾岸砲台遺構。


君は覚えているだろうか11/21にJALの羽田発福岡行の便がオーバーブッキングのため欠航となった。
航空会社はドタキャンが出ることを見越して日常的にオーバーブッキングを行なっており、ほとんどは予測に近いキャンセルが出て問題にならない。出発間際になっても1〜2名程度のオーバーなら謝礼を払って別便に振り替える。
しかし11/21のJAL便は出発時刻になっても26名のオーバーのままで、立ち席特急券が無いため満員の便を欠航とせざるを得なかった。この件を教訓にしたのだろう、航空会社はオーバーブッキング状態を事前に解消しようとしている。


12/6羽田発の北陸周遊ツアーに申し込んでいた。11月末になって旅行会社から搭乗予定の便がオーバーブッキングのため1時間早い便に変更になったという連絡があった。
もともと朝早い便だったが1時間早く羽田空港に着くためには電車の駅までのバスがまだ走っていない。タクシーを使わざるを得ない。なにしろ田舎に住んでいるもので。旅行会社にタクシー代を出してくれるか問い合わせてみた。
回答は「空港までの費用はお客様負担となっていますのでタクシー代は出せません。ご不満なら今回はキャンセル料なしでツアーをキャンセルできます」
仕事の休みも取って楽しみにしていたのに。思えば今年は旅行がらみのトラブルが多い年だった。