憧れの六甲山に登って 2023年7月(撮影)

このHPをご覧になっている方はお気づきかと思うが私の趣味は登山です。以前は結構登っていましたが、ここ数年は山から遠ざかっています。ある時膝を痛めてしまって歩行できない激痛に襲われました。最近は膝の調子も回復しましたが、もし登山中に再発したらと不安です。私の登山スタイルは単独登山で、何人かのグループで登山することはしません。単独登山でなければ山の魅力を充分味わえないと感じているからです。
ところでなぜ六甲山が憧れの山かというと、新田次郎の「孤高の人」という本にある時出会った。それは孤高の単独行者・加藤文太郎をモデルにした山岳小説です。加藤文太郎は日本の近代登山黎明期の登山家で、同時期ウエストンが日本アルプスを海外に紹介した時代で、日本山岳会が発足した年に加藤は生まれています。当時の登山は山案内人と一緒にグループで登るスタイルで単独行は邪道だとみなされていたようです。その加藤が体力作りのために重い荷物を担いで頻繁に登ったのが六甲山だということで一度は行って見たい山でした。

モンシロチョウに少し墨を入れたようなスジグロシロチョウ

カメラを向けたら「なんだよ」というようにこちらを睨んだニホントカゲ。関東にいる種類はヒガシニホントカゲというそうです。

ニガイチゴ。苦いのは種の部分だけなので種を噛み潰さなければ大丈夫。

オカトラノオは花穂の一方に花がつき穂が弓なりに曲がる

池の中、水面から顔を出して花咲くコウホネ

小川の岸辺にはミズチドリ

サルナシの幹は強く四国祖谷渓のかずら橋の材料に。中国に自生するシナサルナシをニュージーランドで品種改良したものがキウイフルーツ。

モリアオガエルの卵嚢。白い泡の塊の中で孵化したオタマジャクシは下の池にポチャンと落ちる。

アジサイに似ているが山地に自生するノリウツギ

ウツボグサの花。近くには白花種もあった。

ゼンテイカあるいはニッコウキスゲ、どちらの名前がお気に入り?

山側の草地には静かにササユリの花

赤が濃いヒメユリ、うしろにはニッコウキスゲも見える

山に行けばマツムシソウの花が風に揺れる

白い繊毛に覆われたハコネコメツツジ

伊吹山に多く自生しているイブキジャコウソウ

濃い緑の中に朱色花のエビセンノウ

見かけると嬉しくなるカキラン

キヨスミウツボ。真ん中の白い株がやがて回りにあるような茶色に変わっていく

コケモモの花と果実。果実は生食できるがあまり美味くは無い。ジャムに加工する地域もあるそうな

アケボノフウロ

キジムシロ

天空を飛行するようなキツリフネ

弓なりの花穂を並べるクガイソウ

花が終わり果実になったツクバネソウ

こちらも羽根付き果実をぶら下げたウリハダカエデ