岩と野草が彩る自然の息吹 2024年4月(撮影)

岩礁海岸の荒々しい風景と春の植物の色とりどりの花は自然が持つ生命力と美しさを表現しているようだ。豊かな緑と色鮮やかな花が自然の中で調和を見せ、岩礁の風景に新たな美しさを加え自然の息吹を感じさせてくれる。ここに来れば自然と共存する喜びが味わえる。
厳しい自然環境でも生き抜くための生命力を持つ野草が岩礁海岸の環境にしっかりと根を張り、成長し繁茂する様子は生命力の象徴となり、生命を維持する力を持つ生物は自然界の厳しさと美しさを同時に表現してくれる。

荒々しい岩礁が連なる引き潮の海岸で小魚を捕まえる子供たちや釣りに興じる人たち。

潮が引いた岩場にはヒジキがびっしりと茂っている

海岸を囲む急斜面の頂上には潮風に吹かれたためか枯れ木が立っている

海岸の砂場を覆うハマエンドウに一輪の花

海流に種を浮かべて増えるハマダイコン

マルバアキグミの花が満開。背景の葉はイソギク。

農家から農家に続く細い道の上に張られた注連縄。サイコロと草鞋にはどんな意味が?
流れ落ちるように咲くヒメウツギの花

たくさんの黄色いオシベが賑やかなマルバウツギ

日本海側に多く見られるというタニウツギ

小さなドングリをたくさん実らせるスダジイの花

ミズキの幹に聴診器をあてて「水を吸い上げる音が聞こえる」と喜ぶ人がいるが、たぶん何かの聞き間違いだろう

ニセアカシアは高木としては珍しい帰化植物。外来種はどれも大嫌いという人もいるが「珍しい」といえば喜ぶかな?

ではちょっと珍しいイチョウの雄花(左)と雌花(右)。実は珍しい訳ではないがあまり気がつかないため見る機会が少ない。

青空にタラヨウの花

ジャカランダかと思ったら地面に落ちたキリの花

うっかり忘れていて最適期に遅れてしまったクマガイソウ

春に咲くノアザミ

ツタバウンランの葉はツタに似ているとか。右下丸窓はツタの葉。

マツバウンランは地面から細く長い花茎をのばして先端に花を咲かせる。

雑木林の下にはカンアオイ ギフチョウの幼虫の食草

草原の一角はジシバリに占領されている

野生のイチゴにしては立派な花が咲くクサイチゴ

マメ科植物の根に寄生するヤセウツボ。一昔前にはあまり見かけなかったが最近は多い。

サギゴケ 漢字で書くと詐欺後家ではない。

咲き始めは白くやがて黄色に変化するスイカズラ

ツキミソウは名前が示すように夕方から白く咲き始め(左)翌日には薄いピンク色に変わる(右)

マツヨイグサも夕方から咲き始め翌日には赤みがかった色に変化する

頭がヘラヘラしているヨーロッパ原産のヘラオオバコ

スズメノヤリはメシベ先熟で自家受粉を避ける

ノボロギクは全世界的に分布しており、どの地域から侵入したか不明

収穫の終わった畑に残されたキャベツが花を開いた

春になるとネギ畑では葱坊主に花が開く