越後 奥只見の秘境を旅する 2024年6月(撮影)

奥只見は新潟県と福島県の境を流れ下る只見川の上流域にあり、自然豊かな越後三山只見国定公園に指定されている。奥只見地域はその自然美とともに江戸時代には多くの銀が採掘された歴史ももつ。奥只見ダムの建設によって誕生した奥只見湖は、春から秋にかけて多くの観光客に親しまれている。奥只見地域特に奥只見ダムを訪れるには、全長22kmの奥只見シルバーラインというほとんどトンネルばかりの道路を通る。シルバーというのはクレーマーが多い事で問題視されている年寄り世代を意味するものではなく、かつての銀鉱山跡があることからの命名だとか。

ほぼ同じ太さの木が生い茂るブナ林。約100年前にブナの大木を皆伐したあとに土中の種が自然に芽生えて形成されたブナの二次林。あともう100年ほどしたら昔のような大木に育つだろう。

花の終りのヤグルマソウ。この草の名前を近くの人に教えたら「花壇にあるヤグルマソウと全然違う」と驚いていた(花壇の花はヤグルマギク)。葉の形が鯉のぼりの矢車に似ている。

ブナ林の林床にひっそりと咲いていたツルアリドオシ

花が散ってしまった後のショウジョウバカマ

北日本に多く見られるオオウバユリ

高山で見かけることが多いノビネチドリ

園芸店で販売されていることもあるがこれは野生のコアジサイ

ツルアジサイは木や岩に張り付いてツルを伸ばす

葉が大きく切れ込むアカソ

湿度の高い場所に生育するウリノキ

ウツボグサの花穂は夏枯草という生薬になる

ニガナよりも花弁が多いハナニガナ

ホテルの敷地内で放し飼いになっていたヤギ。雑草の除草担当。

山間の小さな渓流

急峻な谷の斜面が柱状摂理で埋め尽くされている清津峡

風が無い日には手前の水面が鏡になり背景を写すのだが・・・

奥只見ダム

奥只見ダムによって出来た奥只見湖

奥只見湖を行く遊覧船

奥只見湖を遊覧する外輪船