梅雨の晴れ間に草の声を聞く 2024年6月(撮影)

梅雨は植物にとっても特別。多くの植物にとって梅雨の湿気や長雨は理想的な生育環境だが、一方では日照不足による生育遅延や草の勢い低下を引き起こす。梅雨の晴れ間はそのような問題を解決してくれる絶好の機会になり、植物たちの成長状態をじっくりと観察する機会でもあるが、今年の晴れ間がもたらした猛暑日や熱帯夜は人間だけでなく植物にとっても快適とはいえないようだ。

小規模ながら地元で見られる棚田

棚田にいたカルガモ、近づいたら水田から出てしまった

水田でよく見られるウキクサ

水辺というか水の中で育つミズキンバイ

農業用の用水路などで見られるミゾカクシ

群落をなすハンゲショウ

まだ6月だというのにアキノタムラソウが咲き出した

日当たりの良い草地に見られるオカトラノオ

米粒よりは少し大きいコメツブツメクサ

赤い色をしたシロバナマンテマ

春先に出る若葉が赤いアカメガシワに花が咲きだした

ギンナンが大きくなってきた。右下の小窓は雌花だったころ。
6月1に日に咲いていたケンポナシの花

6月25日には小さな果実になっていた

ミズキの花にひと月ほど遅れて咲き出すクマノミズキ

黄色い実がなるカジイチゴに似て赤い実のクマイチゴ

ジャカランダの花はキリの花に似た形をしている

スモークツリーの名で知られるが標準和名はハグマノキ

カエデの仲間の、かつては目の薬として利用されたという

ヒメジョオンの花にとまるベニシジミ

林縁からが枝を伸ばして花をつけていた。園芸店でムラサキシキブの名で販売されて庭などに植栽される低木の正式名はコムラサキ。

ヤマブキの実。太田道灌の逸話を知る人には「ヤマブキには実がならない」と勘違いしている人もいるが、それはヤエヤマブキの話。

天狗巣病に感染してしまったマダケ

コンクリート用壁の水抜き穴にできたコンクリート鍾乳石